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     新しいヒント
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2025年の4-wayデバイダ事情
4-way製品が続々と
一体どれを買えば?
   
このページはオーディオ老人Gが書きました。

ラブラドールレトリバー犬soopooは2012年にあちらへ行ったきり帰ってきません。Gがあちらへ行くのも間もなくです。

小庵は2020年の開設です。それから5年の歳月が流れました。早いものですね。そこで本ページでは関連するオーディオ機器のうちチャンネルデバイダについて新たな情報を書くことにしました。本記事では4-way製品について注目していますが、製品は3-wayや2-wayでも使えることはもちろんです。

2020年の記事については [チャレンジ2ch 3-way] セクションまたは [チャレンジ2ch 4-way] セクションを見てください。

4-way製品が続々と 
新しいヒント - 2025年の4-wayデバイダ事情 

小庵が「チャレンジ2ch 4-way」セクションで4-wayマルチアンプシステムにチャレンジしたとき、チャンネルデバイダに何を使うかということが検討課題の一つでした。

      新たなプレーヤーの登場

小庵の2020年のチャレンジでは3-way対応デバイダであるBehringer社のDCX2496を2台使用して4-wayデジタルデバイディングを実現しました。当時は4-way対応機器の選択肢は限られており、しかもポケットマネーではとても買えない価格のものばかりでした。そんなとき、新品でも1台を3万円程度で購入できたDCX2496の優位性は際立っていたのです。

小庵はその後、Behringer社がDCX2496の後継製品を開発・販売するか、あるいは他社が新製品を投入するかをずっと注視してきましたが、Behringer社については何の動きもありませんでした。DCX2496を引き続き活用してほしいということなのかもしれませんが、営利企業としてはちょっと不思議な静けさでした。その後世界的なインフレ傾向でDCX2496の価格はかなり上昇し、2025年初頭で新品で4万円強(サウンドハウス社)になっています。ただし、同じものが購入場所によっては6万円ほどになっており、某オークションサイトでは10万円ほどで出ています。何かがおかしいですね。

近年、Behringer社が何もしないでいることをビジネスチャンスと考えたのか、中国や台湾の新興メーカーが新製品を次々に市場に投入するようになっています。しかも4-way製品なのにDCX2496より安価です。中にはマスターボリューム機能を持つものもあり、4入力8出力のデジタル入出力のものでも8万円程度で購入できます。もうDCX2496の価格面での優位性はありません。

      性能は? 音は?

オーディオファンは新製品の性能が気になりますが、デジタル機器の場合はデータ解像度(ビット深度やサンプル周波数)が同じなら機器間の性能や音の差はほとんどありません。用語の使い方が多少異なることを除けば設定内容もほぼ同じです。DCX2496を活用した経験があるならこれらの新製品も安心して同じように操作できるでしょう。

中国や台湾の製品であっても近年は機器の品質も特に心配はなくなったと思います。彼らの多くは後発メーカーであり、おそらくBehringer社やdbx社等から機器製造の多くのノウハウを学んでいるはずです。そもそもオーディオ関連のデジタル機器は高度な製造技術を必要とせず、高価な部品を使う必要もないので、新興メーカーだからといって製品の完成度に疑いを持たれる理由は今ではないと小庵は考えています。中国・台湾は今では世界の工場と呼ばれており、信頼なくしてそのような評価を得ることはできません。

      どこで買えば?

近年の新興メーカーの多くは会社規模が小さいためか自社の販売サイトを持たずホームページさえ持たないので、製品をどこから購入するか迷うかもしれません。今ではオーディオ関連製品(部材を含む)はインターネットの電子モール(ショッピングサイト)を利用するのが一般的です。amazon(https://www.amazon.co.jp)やAliExpress(https://www.aliexpress.com)などがよく知られていますが、オーディオ関連機器ということならAliExpressが充実しているように思います。AliExpressには完成品だけでなく部品・部材の品揃えも多く、あなたがDIY派ならそこは楽しい場所になるでしょう。なお、小庵はAliExpress運営者とは何の関係もありません。

AliExpressでのデバイダ探しでは "speaker management system" や "audio processor" などで検索すれば多くの選択肢が見つかるでしょう。2020年とは大きく状況が変わっています。2025年は世界的にインフレが亢進していますが、それらの製品価格はどれもポケットマネーで入手できます。デジタル機器の生産コストは非常に低いということなのでしょう。

一体どれを買えば? 
新しいヒント - 2025年の4-wayデバイダ事情 

小庵は個別の製品を特に推奨しませんが、前述のように製品の性能差は大きくありません。AES/EBUデジタル入力機能があるかどうかを気にしないのなら価格やデザイン、管理ツール等で製品を選択してよいのではないかと思います。

以下は4-way対応のデバイダで24bit/96kHz以上の内部動作のもので目についたものです。価格は2024年10月のもので、為替相場により変動します。

   
製造者製品名価格AES/EBU入力特徴
PaulkitsonDP48X(Shenndare/DA-48)46,000対応マスターボリューム内蔵
PaulkitsonLD44837,000非対応ADCは24bit/768kHzサンプリング
PaulkitsonLA-40835,000非対応
TOURYACX480040,000非対応
ShenndareDA4845,000非対応マスターボリューム内蔵
ShenndareDPA0408RTS80,000対応出力もデジタル(AES/EBU)対応

すべての製品がUSB接続によるPCやタブレットからのグラフィカルな管理ツール(アプリ)を付属させています。

「マスターボリューム内蔵」というのはちょっと注目ですね。4-wayシステムでは8チャンネルのマスターボリュームが必要になりますが、それを別途用意しなくてもよいというのはまったくすごい!! 6チャンネルでも苦労させられるのですからね。ただ、小庵が実機に触れたわけではないので、購入する場合は事前によく製品案内を読んでください。

小庵で購入するならAES/EBUデジタル入力に対応する機器になるので8万円程度です。それでもDCX2496を2台購入してデジタル分配器を追加するというやり方よりかなり安価になり、現システムへも容易に導入できます。

商品例1

4入力8出力製品の標準的なパネル外観です。4-way/3-way/2-wayで使用可能です。DCX2496とほぼ同様に操作できるはずです。多くはアナログ入力のみに対応しますが近年の高ハイレゾ音源やSACD等を楽しむのであれば問題はありません。
商品例2

ボリュームノブを回せばマスターボリュームとして機能し、1回押すことで設定メニューを開けるそうです。このタイプのデバイダは設定アプリ(右図)を利用して管理するのが便利と思います。マスターボリュームがリモコン対応であればすばらしいのですが。
管理用アプリ例(PC/タブレットから操作)

      DCX2496と比較すると?

製品の多くはAES/EBU非対応ですが、これはDCX2496と比較すれば弱点ですね。アナログ入力のみなので、デバイダ前段にアナログプリアンプ等を設置する使い方になります。この場合、入力信号レベルによるシステムへの影響が問題になる可能性があります。詳細は「何が必要ですか?」セクションの "周波数帯分割装置" を見てください。

なお、近年は24bit/96kHzを超える解像度の音源がインターネットから有料で購入(ダウンロード)できるようになっており、これらをマルチアンプシステムでオーディオ再生するためにはそれに対応できるDACやAVアンプ等でアナログ変換を行うことになるので、もっぱらそれらのハイレゾ音源のみを再生するのであれば、デバイダがデジタル入力に対応している必要はありません。(AES/EBUは24bit/192kHzまでの対応)

以上、チャンネルデバイダについての2025年の最新情報でした。

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