トップ  |  この記事へのコメント  |  サイトマップ  |  コンタクト  |  ログイン  | 
     ホンの基礎知識
1. マルチアンプの基礎知識
2. デジタル技術の基礎知識
3. FAQ-むだづかいにNO!
<他のセクション>
はじめに読んでください» 
* ホンの基礎知識 
何が必要ですか?» 
構成例・予算例(2ch)» 
チャレンジ2ch 3-way» 
チャレンジ2ch 4-way» 
チャレンジ5chマルチ» 
PCオーディオ(準備中) 
ネットワークオーディオ(準備中) 
メンテナンスメモ(準備中) 
試聴しますか?» 
あとがき» 
 - ホンの基礎知識 -
マルチアンプの基礎知識
市販システムとどうちがう?
ネットワーク装置の問題点
チャンネルデバイダーの役割
マルチの弱点は?
チャレンジの概要を教えてください
くどいですが心の準備を
   
このページはラブラドールレトリバー犬soopooが書きました。

このページは「マルチアンプシステムは初めて」というオーディオファンのためのものです。「知っているよ」という方は読み飛ばしてください。

マルチアンプシステム構築の目的は、(1) 一般的なスピーカーシステムからLCネットワーク装置を取り払って高品質な音の再生を目指すこと、(2) アンプやスピーカーユニット、エンクロージャを自由に組み合わせてオリジナルのシステム作りを楽しむこと、などになります。

オーディオファンの多くがいつも考えることは、「自分のシステムを少しでも満足できるように、少しでもいい音で聞けるように」ということですが、要するにそれを実現するための一つの選択肢がマルチアンプシステムです。

市販システムとどうちがう? 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 

一般的な市販オーディオシステムとマルチアンプシステムとを比較すると下の図のようになります。

一般的なオーディオシステムにおいてスピーカーエンクロージャ内に設置される電子回路「ネットワーク装置」は、マルチアンプシステムにおける「周波数帯分割装置」と同じ機能を実現するものですが、後者は独立した電子機器としてパワーアンプの前に置かれます。つまり、周波数帯分割装置がパワーアンプの前にあるのか、その後にあるのかということが両者で異なります。

ネットワーク装置の問題点 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 
   
- ネットワーク装置 -

パワーアンプからネットワーク装置を経由してスピーカーを鳴らす方法には以下のような問題があります。これらはマルチアンプシステムの優位性を説明する時の根拠になるものです。

「非マルチにはいいところが何もない」と言っているのではありません。実際、ネットワーク方式は世界の大多数のオーディオ製品で採用されており、高い評価を得ている製品も少なくありません。

 
Gのコメント
ま、そうなんだよsoopoo。
「ネットワーク方式のどこが不満なのか」と反撃してくる勇士に対しては、何を言っても屁理屈のようなものだ。

それでも、「さらに上を」と目指すオーディオファンにとって、問題点に目をそむけたままでは山の頂上を極めた気にならないことも確かだね。趣味人なら満足できないだろう。「ぐずぐずして時間切れになるくらいなら、とにかく行ってみよう」という姿勢の方が気分は爽快だ。少なくとも山の様子がどうだったかを語ることはできる。語ることがなくなったら趣味はオシマイだよ。

 
soopooのコメント
鼻息が荒いですね、大丈夫かな?
富士山に登るという目標はどうなりましたか?

 
Gのコメント
おお、よく聞いてくれた。
それこそ我輩の2020年の目標だ。元日から288mの山に登ったし、なんとかなるかもしれん。

チャンネルデバイダーの役割 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 

マルチアンプシステムを構築するために必須となるチャンネルデバイダーは以下のように動作する音響機器です。

  1. CDプレーヤーなどの音源再生装置やプリアンプなどの入出力装置からオーディオ信号を受け取ります。
  2. デジタルシステムの場合、入力がアナログ信号である場合はデジタル信号に変換します(ADCの機能)。
  3. 指定した周波数帯域にオーディオ信号を分割します。3-wayマルチアンプシステムのためなら、低域成分と中域成分、高域成分に分割します。
  4. チャンネルデバイダーによっては分割後のオーディオ信号に対して以下の追加処理を行うことができます。
    • タイムアラインメントの調整(遅延処理)
    • 位相の調整
    • 周波数特性の調整(イコライジング)
    • 音量の調整
  5. デジタルシステムの場合、出力に備えてデジタル信号をアナログ信号に変換します(DACの機能)。
  6. 分割したそれぞれのオーディオ信号を出力して次の機器(パワーアンプ)に渡します。

アナログタイプのチャンネルデバイダーの場合、デジタル入力に対応しないものが大部分です。また、タイムアラインメントや位相、周波数特性などの調整についても簡易な機能しかありません。

マルチの弱点は? 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 

マルチアンプシステムは誰にでもすすめられるものではありません。また、「始めれば必ず成功する」というようなものでもありません。成功はあなた次第です。実際、アナログオーディオ時代のことですが、Gのかつての友人たちの多くはそれに失敗したということです。あとで後悔したくないですよね。そこで以下の点について改めてよく考えておきましょう。

技術上の課題については小庵の記事を参考に解決してください。小庵の記事を参考にしてマルチアンプシステムにチャレンジするなら、基礎的な成功を収めるのは難しくないとぼくは確信しています。

チャレンジの概要を教えてください 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 

小庵は後続するセクションで実際にマルチアンプシステムを構築しますが、作業の主要点をまとめれば以下のようになります。個々の項目については [何が必要ですか?] セクションで詳しく説明しています。

スタートは3-way

マルチアンプシステムは2-wayから始めて、3-way、4-wayと分割数を増やすシステム作りを楽しめます。マニアの中には5-way以上の分割を行っている人もいますが、小庵は3-wayシステムを最初のチャレンジにします。セットアップが比較的に容易で成果を挙げやすいからです。3-wayの経験があれば、4-way以上へのチャレンジも難しくありません。

チャンネルデバイダーの準備

マルチアンプシステムにはチャンネルデバイダーが必須です。チャンネルデバイダーは近年ではスピーカーマネジメントシステムやスピーカープロセッサーなどと呼ばれる機器の機能の一部になっていることがあります。小庵はデジタル製品によるチャレンジを行います。デジタル製品は安価ですが、うまくセットアップすれば高性能を実現できます。

マスターボリュームの準備

3-wayマルチアンプシステムではステレオ6チャンネル分の音量を同時にコントロールします。そのための音量調整装置をマスターボリュームと小庵は呼んでいます。これはAVアンプなどには内蔵されていますが、それを使わない場合はあなたが自作するか購入する必要があります。マスターボリュームはマルチアンプシステムの難関の一つです。

パワーアンプの準備

3-wayシステムでは6個のスピーカーユニットそれぞれを専用のパワーアンプで鳴らす必要があります。ステレオアンプなら3台が必要です。パワーアンプはプリメインアンプで代用することができます。また、7.1chのAVアンプの一部は6チャンネルの一体型パワーアンプとして使うことができます。小庵はAVアンプの活用をすすめています。

スピーカーシステムの準備

マルチアンプシステムの最も重要な構成要素がスピーカーシステムです。3-wayシステムの場合、ウーファースコーカートゥイーターのそれぞれのユニットが2本ずつ必要になり、それぞれを収容するエンクロージャも必要になります。ウーファーユニット以外はエンクロージャに入れなくてもよい場合があります。

スピーカーユニットは市場に流通しているものを購入しますが、入手ルートはそれだけではありませんね。エンクロージャは自作するか業者に外注することになりますが、大型のものの自作は容易ではありません。ただし、わが国のオーディオ黄金時代に発売された一体型スピーカーシステムを利用(改造)することにすれば、ユニットやエンクロージャについての困難を避けることができます。

くどいですが心の準備を 
ホンの基礎知識 - マルチアンプの基礎知識 

マルチアンプシステムを構築すると、少なくとも「LCネットワークのない音を実現したぞ」という満足が手に入ります。システムをうまくセットアップできたなら「おお、これがマルチの音か!! 前のものとぜんぜん違うね」と、さらに大きな満足が手に入る可能性があります。

しかし、そのためにあなたが支払うコストも考えておきましょう。

それでもチャレンジしてみますか?

 
Gのコメント
おいsoopoo、どうしたんだ? あんまり本当のことを言うもんじゃないよ。
ツァラトストラが言っているぞ。「深淵に見入る者は 深淵に魅入られる

 
soopooのコメント
ああ、すいません。
先にこれくらいは書いておかないと、あとで追い掛け回されるかもしれないですよね。

 
Gのコメント
心配するな。
お前は逃げ足が速い。

ぼくは本当は楽観しています。マルチアンプシステムは初めてという読者のみなさんは、小庵の記事を参考にして機器の選択やセットアップを行ってみてください。そうすれば思いのほか短時間で結果が出るでしょう。きっと試聴テストでも満足を得られるはずです。

予算額については [構成例・予算例] セクションに参考情報があります。小庵の目標は「ポケットマネーでマルチを」ということなので、その約束を守りたいと思っています。

前のページ(はじめに読んでください - 編集者から) | 次のページ(デジタル技術の基礎知識) ホンの基礎知識
Copyright(C) 2018-2020 S&G Hermitage.  All rights reserved.