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     チャレンジ5chマルチ
1. マルチチャンネルの感動
2. アンチ・マルチ論を考える
3. 機器と構成例、問題点
4. 5.1ch音場のセットアップ
5. 7.1ch音場の場合は?
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 - チャレンジ5chマルチ -
マルチチャンネルの感動
どんな感動が?
どんな仕組みですか?
AVアンプが必要です
   
このページはラブラドールレトリバー犬soopooが書きました。

このページの記事はあなたが小庵の [チャレンジ2ch 3-way] セクションを読んでいることを前提にしています。

Blu-rayディスクやDVD/SACDの中には5.1チャンネルや7.1チャンネルの音源を持つものがあります。あなたはそれらを鑑賞したことはありますか? すばらしいですよね!!

本サイトは5個以上の出力チャンネルを持つ音源をマルチチャンネル音源と呼んでいます。マルチチャンネル音源は前記のディスクメディアだけでなく、近年はインターネットの音源ダウンロードサービス等からも手に入るようになっています。

このセクションは、ステレオ2チャンネルの3-wayまたは4-way等のマルチアンプシステムをベースに、マルチャンネル音源も楽しめるようにするためのいくつかのヒントを書いています。

どんな感動が? 
チャレンジ5chマルチ - マルチチャンネルの感動 

   
SACDだけでなく、近年はBlu-rayやDVDの映像タイトルの多くがマルチチャンネル音源です。また、地上デジタル放送(地デジ)にも5.1チャンネルの番組があります。ステレオ2チャンネルの音源にはない圧倒的な音場がありますよね。安価なAVシステムで聴いても感動があります。アナログオーディオ時代も2チャンネルを超える音源の試みはありましたが、フロントチャンネル以外は擬似的に作られた残響音等で、現代の5.1/7.1チャンネル音源のように演奏者をサラウンドチャンネルに配置したり観客席の反応をサラウンドバックチャンネルに配置するというようなことはできませんでした。

      とにかく聴いてみよう!
   

あなたの調整済みのマルチアンプシステムで手軽に5.1チャンネルの音場を確認するには、右図のようなシステムを試してみてください。

どうですか? オーディオファンならシステム構成やセットアップについて改善点がいくつも思い浮かぶはずですが、それにしてもマルチチャンネル音源には捨てがたい魅力があると思いませんか? SACDならコンサート会場の特等席での体験を、Blu-ray/DVDの映像作品では映画館の雰囲気を楽しめます。

      小庵の経験

小庵が初めてマルチチャンネル音源を聴いたのはSACD作品からでした。バッハのブランデンブルグ協奏曲でしたが、なんと4つの楽器パートがぼくとGを取り囲んで展開しました。それぞれのパートが異なるチャンネルに録音されているのです。

これはステレオ2チャンネル音源では望めない音場です。2チャンネル音源は観客席で聴く音ですが、マルチチャンネル音源ならあなたは指揮者になることも演奏者になることもできます。 また、チャンネルあたりの楽器の数が減ることは、スピーカーユニットにとって実に好都合で、たとえば混変調歪(ひずみ)を大きく減らすことにつながります。個々の楽器の音がクリアに再生されるということです。大編成曲より室内楽曲の方が一般に楽器の存在感は明瞭になるものですが、マルチチャンネル音源なら大編成曲でもすばらしく明瞭なのです。

      さまざまな音源があります

マルチチャンネル音源と言っても、小庵が偶然に(幸運に?)経験した本格的なものだけではありません。既存の2チャンネル音源を元にDSP等で人工的に残響音を作り出しているもの、実際の音楽ホールでの残響音をサラウンドチャンネルに記録したもの、ボーカルをもっぱらセンターチャンネルに記録したもの、特殊効果音をサブ(LFE)チャンネルに記録したものなど、さまざまな音源があります。

PCオーディオやインターネットの音源ダウンロードサービスにおけるFLAC等の音源ファイルもマルチチャンネルのものがあります。残念ながら2020年の現状では一般的なUSB DAC/DDCではマルチチャンネル音源に対応できませんが、オーディオインターフェースと呼ばれる機器の中にはその再生やデジタル出力に対応するものがあります。なお、音源ファイルをUSBメディアに入れてAVアンプやSACDプレーヤー等のUSBコネクタに接続(挿入)するなら、機器によってはその再生を行えるものがあります。

どんな仕組みですか? 
チャレンジ5chマルチ - マルチチャンネルの感動 
   

マルチチャンネルを実現する技術はデジタル技術と切り離すことはできません。デジタル技術では、サンプリングした音源データの一つ一つを、「これはフロント左チャンネルの音」、「これはサラウンド右チャンネルの音」などと区別して管理することができます。

たとえばディスクメディアの場合、Blu-rayディスク/DVD/SACDはディスク領域をチャンネル別に分けて管理しています。フロントチャンネルとサラウンドチャンネルとでは別の場所にデジタル音源データが置かれているということです。このため、読み込んだ個々のデータは、それがどのチャンネルのものなのか、1曲の中でどの位置にあるものなのかなど、属性をつけてプレーヤー内蔵のソフトウェア(ファームウェア)が管理できます。

プレーヤー内蔵ソフトウェアは属性つきのデジタル音源データをHDMIS/PDIF(光出力や同軸出力)などのデジタルインターフェースへはそのまま出力し、アナログ出力を行う場合はDA変換を行ってそれぞれのチャンネルのRCAやXLRのインターフェースへ出力します。

      ケーブル1本でなぜマルチ?

アナログオーディオでは左右チャンネルの音声データはそれぞれ独立したケーブルで伝送しなければなりません。たとえば5.1チャンネルのアナログ音源を接続するためには5本のケーブルが必要です。それに比べ、デジタル接続の場合は1本のケーブルで済んでしまいます。なぜデータが混じり合わないのでしょうか。

アナログデータは属性情報を持てないので1チャンネルの伝送に1本のケーブルを必要とします。デジタルデータの場合、前述のようにチャンネル情報や位置情報を持てるので、1本のケーブル上にランダムにデータを流し込んでも、受け取り側はそれを正しく分別できることになります。データをチャンネルごとにまとめ、1曲の始まりから終わりまでのデータを正しく並べるための仕組みがあるということです。

      再生チャンネルの名前と種類、用途
   

マルチャンネルシステムではそれぞれのチャンネルに以下のように名前をつけています。また、それぞれ一般的な用途があります。

フロントチャンネル
ステレオ2チャンネルにおける前方配置の左右チャンネルにあたります。2チャンネル音源をAVアンプで再生するとき、音場効果をオフにすればフロントチャンネルからそれは再生されます。

センターチャンネル
フロントチャンネルの中央に配置する再生チャンネルです。楽団のセンタープレーヤー(ボーカルやソロ楽器など)の音を再生することが多いですが、用途はそれに限りません。音源によってはセンターチャンネルを持たないものもあります。

サラウンドチャンネル
リスニングポイントの左右に配置する再生チャンネルです。ホールの残響音や客席の音を再生することが多いですが、用途はそれに限りません。個別の楽器やボーカルを配置して舞台上の音響空間を再現したり、特殊な効果音等を配置することもあります。

サラウンドバックチャンネル
7.1チャンネル以上の音源の場合にリスニングポイントの後方左右に配置する再生チャンネルです。残響音や効果音を再生することが多いですが用途はそれに限りません。

サブ(.1)チャンネル
LFEチャンネルまたはサブウーファーチャンネルと呼ばれます。一般に超低域の楽音や効果音を再生しますが、用途はそれに限りません。リスニングポイントの前方ならどこに置いてもよいと言われていますが、タイムアラインメントや位相を考えるならオーディオファンはそれをフロントチャンネルの中央に置くべきでしょう。サブチャンネルを持たない音源もあります。

その他のチャンネル
AVアンプの中には高性能DSPを利用してさらに多くの再生チャンネルを持たせているものがあります。7.1チャンネルまでは平面的な音場ですが、これを3次元にするため、たとえば前後左右の高い位置に、あるいは真上になど10チャンネルを超える再生チャンネルを持つものが登場しています。

 
Gのコメント
余談だがマルチは遊べる。マルチチャンネル音源のそれぞれのチャンネルにどんな音を入れるかは製作者の自由だから、たとえばLFEチャンネルから恐ろしい雷鳴がするところへ前方左右からキングコングとゴジラに咆哮させ、中央からは白雪姫の悲鳴を、サラウンドチャンネルからは葬送曲を流すというような冗談音源を作ることもできる。

AVアンプが必要です 
チャレンジ5chマルチ - マルチチャンネルの感動 

デジタル音源によるマルチチャンネル再生を楽しむためにはAVアンプまたはAVプリアンプが必要です。ただし、アナログ音源についてはチャンネル数にかかわらずAVアンプを使わないシステム作りが可能です。

      AVアンプって?

AVアンプ(AVセンターとも)は、映像ソフトウェアと音声ソフトウェアの双方を管理・再生できるアンプです。AVアンプとBlu-ray/DVDプレーヤー等の音源再生機器、TVやプロジェクター、スピーカーシステムがあればあなたの部屋をホームシアターにすることができす。

5.1チャンネル以上の音源はDTSドルビー等の技術で音源データがエンコード(符号化)されていることがあります。AVアンプはそれをデコード(復号)してチャンネル数分のアナログデータやデジタルデータを出力します。

AVアンプにはLPレコードやAM/FM放送に対応するものもあり、また近年はワイヤレスを含むネットワークオーディオの機能を持つものも登場しています。大部分のAVアンプはパワーアンプを内蔵していますが、それを持たないものもありAVプリアンプと言われます。高価になってしまいますが、高度なマルチャンネルシステムのためにはAVプリアンプが有利です。

      AVアンプは音が悪い?

AVアンプは、過去にはオーディオファンから「音が悪い」と酷評されたこともありましたが、近年は高性能化が進み、アナログオーディオアンプとの差はなくなったものと小庵は考えています。ステレオ2チャンネルのプリメインアンプとして使っているオーディオユーザが少なくないはずです。

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