このページはラブラドールレトリバー犬soopooが書きました。
デジタル音源もアナログ音源も楽しみたいのであれば、本ページを参考にしてマルチアンプシステムを構築してください。音源は以下の通りです。
- Blu-rayディスクやCD/DVDに収容したPCM音源
- LAN上で管理しているDSD/PCM音源
- PC内に収容したDSD/PCM音源
- SACDに収容したDSD音源
- TV放送によるPCM音源
- インターネットから取得するDSD/PCM音源
- スマートフォン等に収容したDSD/PCM音源
- AM/FM放送によるアナログ音源
- Blu-rayディスク/CD/DVD/SACDなどからのアナログ音源
- LPレコード、各種テープによるアナログ音源
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共通部分の構成と予算例 |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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- 予算例(共通部分の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
音源再生装置 | - | - |
DCX2496 | 32,000 | 15,000 |
パワーアンプ(AVアンプ) | 80,000 | 15,000 |
スピーカーシステム | - | 50,000 |
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システム構成のうち共通部分を右のようにしています。
- 音源再生装置はデジタル/アナログにわたる任意の機器に対応します。
- DCX2496はAES/EBU接続によるデジタル入力に対応していますが、音源再生装置や入出力機器が非対応なので、SRC2496を中継することになります。USB DDCの出力もSRC2496に接続します。SRC2496は3種類のデジタル入力に対応します。
- パワーアンプにはAVアンプを使えますが、その場合は音場管理機能を使用しない動作モードで使いましょう。
- スピーカーシステムはわが国のオーディオ黄金時代の3-wayシステムで評価の高いものを整備した場合の一例としました。
下記の予算例でマスターボリュームについては、インターネットから購入できる6連または8連のアナログボリュームを利用してボリュームボックスを自作する場合の実費相当としました。同額程度で電子ボリュームを入手できる可能性があります。また、自作の場合はその25%程度で済む場合もあります。詳細は [何が必要ですか?] セクションの「マスターボリューム」ページを見てください。
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シンプルな構成と一般的な構成 |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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デジタル音源とアナログ音源の双方を楽しむというあなたのためには、小庵は以下の3つタイプの構成をおすすめします。
ただし、より高度な使い方にもチャレンジするのであれば、小庵は以下の2つのタイプの構成をおすすめします。
- fostex DS-8 -
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デジタル音源の再生装置が多い場合、デジタルセレクタがあると便利です。小庵は "fostex DS-8" という8入力8出力のものを使っています。
計画と予算に応じてシステムのタイプを選択してください。それぞれの構成の詳細は下記を読んでください。
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シンプルな構成 |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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構成例1 (パワーアンプにAVアンプを使用する場合) |
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- 追加予算例(構成例#1の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
AVアンプ1 | 80,000 | 15,000 |
DCX2496 | 32,000 | 15,000 |
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最もシンプルな構成では、入出力機器とパワーアンプの双方にAVアンプを利用します。前掲図 [シンプルな構成#1] を見てください。
- アナログ/デジタルのすべての外部入力をAVアンプ1で受け取ります。
- AVアンプ1のプリ出力をDCX2496の "INPUT A" と "INPUT B" に入れます。
- AVアンプ2の内蔵ボリュームをマスターボリュームにします。
ただし、この構成はAVアンプのプリ出力電圧がDCX2496にとって不足する可能性があります。その場合はSRC2496をAVアンプ1の次段に入れることをすすめます。
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- 追加予算例(構成例#2の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
AVアンプ | 80,000 | 15,000 |
マスターボリューム | 34,000 | 34,000 |
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パワーアンプをAVアンプ以外の選択肢にする方法です。前掲図 [シンプルな構成#2] を見てください。
- アナログ/デジタルのすべての外部入力をAVアンプで受け取ります。
- AVアンプのプリ出力をDCX2496の "INPUT A" と "INPUT B" に入れます。
- DCX2496のアナログ出力をマスターボリュームに入れます。
ただし、この構成はAVアンプの出力電圧がDCX2496にとって不足する可能性があります。その場合はSRC2496をAVアンプの次段に入れることをすすめます。
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- 追加予算例(構成例#3の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
AVアンプ1 | 80,000 | 15,000 |
SRC2496 | 22,000 | 10,000 |
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デジタル音源をAVアンプを経由せずそのままデジタルチャンネルデバイダーに渡す方法です。AVアンプによるアナログ・デジタル変換をバイパスし、音質の劣化を防ぎます。前掲図 [シンプルな構成#3] を見てください。
- すべてのアナログ音源をAVアンプ1に入れ、そこからSRC2496のアナログ入力に入れます。
- デジタル音源はSRC2496のAES/EBU端子かSP/DIF(光、同軸)端子に入れます。
- SRC2496からDCX2496にAES/EBU接続(デジタル接続)を行います。
- DCX2496のアナログ出力をAVアンプ2に入れます。
- AVアンプ2の内蔵ボリュームをマスターボリュームにします。
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柔軟性を持つ一般的な構成 |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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- 追加予算例(構成例#1の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
AVアンプ1 | 80,000 | 15,000 |
SRC2496 | 22,000 | 10,000 |
DEQ2496 | 38,000 | 20,000 |
マスターボリューム | 34,000 | 34,000 |
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入出力のすべてをAVアンプで行う方法です。前掲図 [一般的な構成#1] を見てください。この構成では、AVアンプ1のプリ出力電圧がDCX2496にとって十分である場合(2V程度の場合)、SRC2496が不要になります。また、イコライザー機能をDCX2496内蔵のものを利用する場合はDEQ2496が不要になります。
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- 追加予算例(構成例#2の参考価格) -
機材名 | 参考価格 |
新品 | 中古 |
AVアンプ1 | 80,000 | 15,000 |
デジタルセレクタ | 30,000 | 10,000 |
SRC2496 | 22,000 | 10,000 |
DEQ2496 | 38,000 | 20,000 |
マスターボリューム | 34,000 | 34,000 |
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多様なデジタル音源をAVアンプを介さずにチャンネルデバイダーに渡す方法です。前掲図の [一般的な構成#2] を見てください。ただし、SRC2496はAES/EBU接続と光(TOS-Link)接続、RCA(コアキシャル)接続に対応しており、機器数がその範囲であればデジタルセレクタは不要です。
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トーンコントロールはどこで? |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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音質調整にはAVアンプやプリアンプのトーンコントロール機能を利用できますが、DCX2496またはDEQ2496のグラフィックイコライザー機能やパラメトリックイコライザー機能も利用できす。DEQ2496の方が高機能です。
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マルチチャンネル音源への対応 |
構成例・予算例(2ch) - デジタルもアナログも | |
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Blu-rayディスクやDVD/SACDの中にはマルチチャンネル音源を収容しているものがあり、それに対応したプレーヤーからAVアンプに接続することで、5.1chや7.1chのサラウンド空間を楽しむことができます。また、これらのプレーヤーの多くはUSBスティックに入れたDSDやFLACなどのマルチチャンネル音源を再生する機能を持っているので、その方法でもサラウンド空間を楽しめます。
マルチチャンネル音源への対応の詳細は [チャレンジ5chマルチ] セクションを見てください。