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     チャレンジ2ch 3-way
1. 機器を配置しよう
2. 機器を接続しよう
3. SRC2496等セットアップ
4. DCX2496セットアップ
5. 最初の動作確認
6. 詳細セットアップ
7. 3-wayシステム完成
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 - チャレンジ2ch 3-way -
最初の動作確認
機器の接続を確認してください
最初の確認
その後、動作テスト6回が必要です
本番用スピーカーユニットを接続しよう
   
このページはラブラドールレトリバー犬soopooが書きました。

このページではあなたのマルチアンプシステムの最初の動作チェックを行います。 パワーアンプの電源はまだ入れないでください!!

気がはやるでしょうが、いきなり本番動作を試すのはやめましょう。手順を踏まないと無駄な試行錯誤が多くなるだけでなく、操作ミスのためにあなたの大切なスコーカーやトゥイーターを壊してしまう可能性があります。Gは過去に地団太を踏んだことがあるそうです。

   
- テスト用SPとセメント抵抗 -

最初の動作テスト時に必要なものがあります。口径10cm程度のスピーカーを1個用意してください。中古品でかまわず、エンクロージャに入っていなくてもかまいません。また、パワーアンプに真空管アンプを使用しているなら、8Ω(オーム)か16Ω、10W(ワット)程度のセメント抵抗等をそれぞれの出力端子に接続しておいてください。

機器の接続を確認してください 
チャレンジ2ch 3-way - 最初の動作確認 

音源再生装置から入出力装置、周波数帯分割装置、マスターボリューム、パワーアンプまでの接続は完了していますか? まだの場合は本セクションの「機器を接続しよう」ページを参考に必要な作業を行ってください。

マスターボリューム装置を使用する場合、ここではそのセットアップが完了して正しい音量コントロールが可能になっているものとします。セットアップができていない場合、[何が必要ですか?] セクションの「マスターボリューム」ページを参考に必要な準備を行ってください。

マスターボリュームまたは周波数帯分割装置からパワーアンプへの接続はケーブル数が多いため特別な注意が必要です。

最初の確認 
チャレンジ2ch 3-way - 最初の動作確認 
      パワーアンプを除いて機器の電源を投入

パワーアンプを除く関連機器の全電源を入れてください。入出力機器がある場合、そのボリュームをゼロデシベル位置(最大音量)にしてください。ゼロデシベル表示のない入出力機器の場合は音量レベルを50%程度にします。SRC2496やDCX2496へデジタル接続を行っている場合は音量操作の必要はありません。

その後、CD等の音源再生装置からJ-POP等の大音量楽曲を再生します。

      DCX2496全チャンネルの入出力をチェック
   
入力設定パネル

出力設定パネル

DCX2496の [入力設定パネル] と [出力設定パネル] を見てください。右図のように音量インジケータの動きを確認できますか?
入力設定パネルのインジケータが十分に上がり、時折 CLIP レベル近くまで点灯するなら、それがDCX2496にとって最良の状態です。

確認できる場合、しばらくそれを眺めてください。楽曲の低音成分や高音成分を聞き分けながら、それに対応して [出力設定パネル] の各帯域のインジケータが上下するのを確認できるはずです。ちょっと楽しくなりませんか?

確認できない場合、以下の可能性を順にチェックしましょう。

DCX2496まで信号データが届いていない。
DCX2496への入力ケーブルを他のプリメインアンプ等に接続してヘッドフォンなどで確認しましょう。音声が確認できない場合、音源再生装置や入出力装置の動作を確認します。接続ケーブルも交換してみましょう。ここがOKでなければ次のステップへ進めません。

DCX2496にとって入力信号レベルが低すぎる。
正しく信号データが届いているのにDCX2496の音量インジケータの動きがない場合、(1)DCX2496へアナログ入力を行っている場合に信号レベルが不足している、(2)楽曲で弱奏が続いている、などの理由が考えられます。(1)の場合、DCX2496の [入力設定パネル] の INPUT A ボタンから GAIN の設定で数値を上げてみましょう(最大+15dB)。ただし、この設定はデジタル入力に対しても有効なのでアナログ入力とデジタル入力の場合とで音量バランスが大きく変わってしまう問題があります。SRC2496を使えばアナログ入力の場合だけゲインを上げることができます。(2)については少し待てば、ほらね!!

DCX2496自身に何か問題がある。
これについてはあなたが専門知識を持たない場合はできることが限られてしまいます。新品で購入した場合は購入元に相談してみてください。交換してもらえるかもしれません。それでも解決まで時間がかかるかもしれないので、小庵は万一のためにDCX2496の予備を持っています。交換してみるのが一番だからです。安価だからできることです。

その後、動作テスト6回が必要です 
チャレンジ2ch 3-way - 最初の動作確認 
   

DCX2496まではOKですね!? 次に以下の確認ステップを6回繰り返します。ウーファーやスコーカー、トゥイーターのためのそれぞれの周波数帯域について左右チャンネルを1チャンネルずつすべて確認するということです。このテストは各周波数帯域の再生に大きな問題がないかをチェックするものです。音量バランスは詳細設定で対応するので気にする必要はありません。

      動作テスト手順
  1. マスターボリュームの音量設定をゼロ位置にします。プリセット用ボリュームがある場合はすべて50%程度にしておきます。その後、お気に入りの音源を何か再生します。

    マルチアンプシステムにおいて音量調整はとても重要ですが、ここでは音が出るかどうかのチェックのみを行います。ボリューム位置をゼロにして開始するのは、うっかり大音量再生を行ってテスト用スピーカーを破壊しないためです。J-POPなど、平均音量の大きな楽曲を再生するとチェックが楽です。

  2. 左右どのチャンネルのどの周波数帯をチェックするか決めます。対応するパワーアンプの出力端子にテスト用スピーカーを接続します。真空管アンプの場合、空いた方の出力端子に前述の抵抗器を接続しておきます。パワーアンプのボリュームはゼロ位置にしましょう。そして電源を入れます。

    複数のパワーアンプがある場合、対応チャンネルのアンプのみ電源を入れてください。左右のスピーカーをつないで一度に動作テストを行うこともやめてください。この段階のセットアップは亀の歩みのように進めましょう。

  3. マスターボリュームの音量レベルを徐々に上げます。パワーアンプのボリュームがあればそれも上げます。テスト用スピーカーから音は出ますか?

    無音の状態からかすかな音が出て、徐々に音量が上がるようなら動作OKです。少し音量を上げ、再生しようとしている周波数帯域の特徴も確認しましょう。低域、中域、高域の明らかな特徴を確かめてください。ウーファー帯域をテストしているのにシャリシャリと高音が再生されるようでは問題です。

  4. 音が正常に出る場合、確認OKです。パワーアンプの電源を切り、次の帯域の確認のために最初のステップに戻ります。

    目的帯域の目的チャンネルは正しく動作しましたか? 同じように残りのチャンネルをチェックしましょう。不具合がある場合は以下の記事を参考に対策をしてください。

      音が出ない? / 期待通りにならない?

全チャンネルで同じ不具合が起きる場合、音源や接続用ケーブル、テスト用スピーカーに問題がある可能性があります。先にそれらをチェックします。交換するのが手早いですね。一方、不具合が個別のチャンネルで起きる場合、マスターボリュームまたはパワーアンプの問題である可能性があります。

パワーアンプの問題
マスターボリュームの前にパワーアンプの動作を確認しましょう。搭載ボリュームがゼロ位置になっていませんか? ボリュームの接触不良なら何度かそれを回してみれば回復するかもしれません。音源をアンプに直接に入れて動作を確認する方法もあります。予備があるなら交換してみてください。

マスターボリュームの問題
アンプに問題がない場合、マスターボリュームが疑わしいことになります。これについては [何が必要ですか?] セクションの「マスターボリューム」ページを見て動作の確認を行ってください。

本番用スピーカーユニットを接続しよう 
チャレンジ2ch 3-way - 最初の動作確認 

全6チャンネルの動作確認は済みましたか? ここまでくればあなたのチャレンジの50%は成功したことになります。次はマルチアンプシステムを本番用構成にして詳細なセットアップを行います。

      とても大切なこと!!

本番用スピーカーユニット6個(3-wayの場合)をパワーアンプに接続するとき、以下の点に最大の注意を払いましょう。

マルチアンプシステムはアンプやケーブルが多くなるので、どうしても接続ミスの可能性が高まってしまいます。何度も確認しましょう。

      ユニット保護のためのコンデンサーは?

オーディオマニアの中には「スコーカーやトゥイーターを保護するため、ユニットへはコンデンサー経由で接続しよう」と主張する人がいます。ホーンタイプの高価なユニットを使っているユーザに多いようです。どう考えるべきですか?

 
Gのコメント
もちろん、趣味のことは好きにすればいいのさ。ホーンユニットの前にトランスを挟んでいる人もいるね。
しかし、小庵は「そもそもそれは当初の目的に反する」と考えている。動作テストなら仕方がないが。

コイルやコンデンサーのない音を聴くことがマルチアンプシステムの目的だったはずだ。それを残したらもはやマルチとは言えない。マルチもどきだ。小庵はチャレンジの当初に「覚悟が必要」と何度も書いている。趣味の道に奥深く入ろうとするなら多少の危険は引き受けなければならない。危険だからこそちょっと楽しくないかな?

マルチの本当の音を聴きたければそのようなものを途中に挟み込んではいかん。

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