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チャレンジ5chマルチ | |||
1. マルチチャンネルの感動 2. アンチ・マルチ論を考える 3. 機器と構成例、問題点 4. 5.1ch音場のセットアップ 5. 7.1ch音場の場合は? | |||
<他のセクション> | |||
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- チャレンジ5chマルチ - |
7.1ch音場の場合は? |
前提条件があります 簡易な7.1チャンネルシステム フロント以外もマルチアンプで? |
5.1マルチチャンネルシステムは完成しましたか? すばらしいと思いませんか?
Blu-ray/DVD/SACD等の最新の音源を大いに楽しんでください。
さて、近年のAVアンプは7.1チャンネル音源にも対応しています。Blu-rayディスクはもともと7.1チャンネル対応です。多くは映像タイトルですね。本ページは、これらの作品をあなたのマルチチャンネル対応マルチアンプシステムで楽しめるようにするためのヒントを書いています。
なお、7.1チャンネル音源を楽しむために5.1チャンネルシステムの経験は必須ではありません。いきなり7.1チャンネルにチャレンジすることに大きな問題はありません。ただし、その場合でも [チャレンジ2ch 3-way] セクションと本セクションの「機器の構成例、問題点」ページと「5.1ch音場のセットアップ」ページはよく読んでおく必要があります。
前提条件があります | チャレンジ5chマルチ - 7.1ch音場の場合は? | |
あなたのAVシステムでマルチアンプシステムを利用する場合、それぞれのシステムは事前にセットアップを完了させておいてください。個別のシステムが2-wayや3-way、4-wayであるかどうかにかかわりなく、調整された1組のスピーカーシステムとして機能するようにしておく必要があります。個々のマルチアンプシステムに含まれるスピーカーユニット群についてタイムアラインメントや位相、音量バランスの設定を完了させておかなければならないということです。AVシステムにフルレンジスピーカーが接続されているかのようにAVアンプから見えることが重要です。
簡易な7.1チャンネルシステム | チャレンジ5chマルチ - 7.1ch音場の場合は? | |
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7.1チャンネル音源を既存の3-way/4-wayマルチアンプシステムで簡易に楽しむには右図のようにAVシステムを構成します。セットアップ作業は5.1チャンネル音源の場合とほとんど同じです。
- AVアンプのプリ出力からフロントチャンネル用出力を既存のマルチアンプシステムへアナログ入力します。
- センター/サラウンド/サラウンドバックのためのスピーカーシステムを用意し、AVアンプの出力端子に直結します。
- AVアンプのスピーカーセットアップメニューを開き、サブウーファーを「なし」にします。
- AVアンプの音場管理機能を利用して各チャンネル間のタイムアラインメントや位相、音量偏差を自動セットアップします。実行はとても簡単です。詳細はAVアンプのマニュアルを見てください。前ページ「5.1ch音場のセットアップ」にも書いてあります。
セットアップで苦しむところは何もありません。オーディオファンの多くが実際にこのようにシステムを構築しているはずです。AVアンプを7.1チャンネルシステムのマスターボリュームとして使えるというのはとても大きなメリットです。
フロントチャンネルに低域再生能力の十分なマルチアンプシステムを使う場合、小庵はサブウーファーを使用しないことをすすめていますが、これについては本セクションの「機器と構成例、問題点」ページを見てください。
気になりますか? | |||
この構成には「良好なオーディオ体験」という観点からは問題点が残るという主張があるでしょう。
- AVアンプでボリュームコントロールを行うことによるDCX2496への悪影響が気になります。デジタル機器は「ゼロデシベル(最大音量)」で入力を行わなければその能力を十分に発揮できないからです。
- 近年のAVアンプの音場管理機能は飛躍的に進歩したと言われますが、それは本当でしょうか。
- センターチャンネルやサラウンドチャンネル、サラウンドバックチャンネルの音質問題は無視してよいのでしょうか。市販製品の多くは小口径フルレンジスピーカーで、高級機でも2-wayのLCネットワークシステムです。
見逃せない問題ですか? それなら次の「フロント以外もマルチアンプで」を読んでください。
フロント以外もマルチアンプで? | チャレンジ5chマルチ - 7.1ch音場の場合は? | |
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右は7.1マルチャンネルシステムのフロントチャンネル以外を2-wayマルチアンプシステムにする場合の構成図です。
- 音源再生装置(Blu-ray/DVD/CD)のうちS/PDIFデジタル出力を持つものやUSB DDCからの出力はそのまま既存のマルチアンプシステムに入力します。この場合はAVアンプを使いません。
- その他の音源や映像はAVアンプに入力します。
- AVアンプのプリ出力のうちフロントチャンネル出力を既存のマルチアンプシステムヘ入力し、その他のチャンネルについては新たなマルチアンプシステムのチャンネルデバイダー(DCX2496#2/DCX2496#3)に入力します。
- DCX2496#2はセンター出力1チャンネル、サラウンド出力2チャンネルのために、DCX2496#3はサラウンドバック出力2チャンネルのために利用します。
- パワーアンプは、センターチャンネルとサラウンドチャンネルのためには7.1チャンネル対応AVアンプを、サラウンドバックチャンネルのためには5.1チャンネル対応のAVアンプを使うことができます。
これにより、(1)ステレオ2チャンネルのデジタル音源を聴くときはAVアンプ側システムはオフにして既存のマルチアンプシステムを利用し、(2)マルチチャンネル音源を含むその他の音源を聴くときはAVアンプシステムからすべての出力チャンネルを管理することになります。このような使い方ができるのはSRC2496がデジタル入力とアナログ入力の双方に対応しているからです。SRC2496#1(フロントチャンネル)の [モードパネル] の [MODE] ボタンで "SAMPLE RATE CONV"(デジタル音源の場合) を選ぶか "A/D & D/A CONV"(マルチチャンネル音源の場合) を選ぶだけです。
びんぼうオーディオ推進派の小庵としては苦しい。11チャンネルとかもマルチにするつもりか、soopoo?
ヒントは書いておきましょう。
この構成の問題点 | |||
この構成は、2チャンネルのデジタル音源を再生するときは既存のマルチアンプシステムがそのまま動作することになるので何も問題はありませんが、マルチチャンネル音源をAVアンプから再生する場合は以下の問題をどうするか検討する必要があります。
- チャンネル間のタイムアラインメントをどう調整するか。
- チャンネル間の位相問題をどう調整するか。
- チャンネル間の音量バランスをどう調整するか。
5.1チャンネル音場のセットアップの場合とまったく同じですね。下記「音場のセットアップ」を見てください。
追加機器とそのセットアップ | |||
7.1チャンネルシステムで必要になる機器については前掲図を見てください。5.1チャンネルシステムにサラウンドバックチャンネル用の機器を追加することになります。
サラウンドバックチャンネルを2-wayマルチアンプシステムで構成する場合、追加で必要になる機器はDCX2496が1台、(必要なら)プリセットボリューム、2チャンネルを再生できるパワーアンプまたはAVアンプ、2組のスピーカーシステムです。追加のマルチアンプシステムについては [チャレンジ2ch 3-way] セクションと同様のセットアップを行ってください。
音場のセットアップ | |||
7.1チャンネルシステムの音場セットアップは、AVアンプにまかせるか手動セットアップを行うかを選ぶことになります。
AVアンプの音場管理機能にまかせる場合
最新のAVアンプは優秀な音場管理機能を持っています。従来、オーディオファンが測定器やデジタルデバイダーを使って手作業で四苦八苦していたことをあっというまに完了してくれます。試してはどうでしょう? 結果が気に入らないならマニュアルセットアップでやり直すだけです。詳細は前ページ「5.1音場のセットアップ」から「AVアンプにまかせてみる?」を見てください。
手動セットアップで音場管理を行う場合
手動セットアップは5.1音場の場合と同じです。チャンネル数が増えるので作業量が増えるだけです。詳細は前ページ「5.1音場のセットアップ」から「自分でやってみる?」を見てください。あなたの健闘を祈ります。
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